世界中で大流行となった新型コロナウィルス肺炎。
日本でも今は800人を超え、死亡例も増えています。毎日台湾でも、台湾の状況、日本の状況どちらもニュースに上がってきています。
台湾でおこっている状況をお話しします。
海外から帰ってきた人からの感染が見つかる。
私はもう1ヶ月も前からSARSの例から見て、終息に半年はかかると思い、もともと3月末に帰国を予定にしていましたが、仕事も含め全てキャンセルしました。
こどもがいる身なので、判断する基準は多分厳しいと思います。子どもがかかってはいけないと言う必死さです。
日本でもワイドショーで取り上げられるぐらい、台湾政府の処置が素晴らしいと言われていたりしますが、そんな台湾も、今週に入って、15人ほどの感染者の確認されました。
大部分が、海外に旅行にいかれた方。トルコ、エジプト、フィリピン、ギリシャ、他ヨーロッパに旅行から帰ってきた方。(中には留学生や個人旅行者もいます。)
今週の話題は、感染者の一人が高校生であったこと。
この高校では、感染者が発覚し、学級閉鎖になりました。その後、そのクラスメイトから新たな感染者が出たことで、学校閉鎖になりました。そのことにより、市政府(台北、新北、桃園)などの都市がすでに高校生以下の学生の渡航禁止を発表しています。
ただ、緊急性のあることにおいては禁止されていません。なので、所謂、旅行は禁止と言うことだと思います。
台湾政府としてはまだ発表していません。
海外に渡航する理由もあります。なので、全面的に渡航禁止には人権問題にも関わってくると言うことで、かなり議論が繰り広げられているとのことです。
今の段階では、台北では新北市は6月末まで、台北市は7月13日まで、桃園市は8月末までと言っています。これは今後変更になることが考えられます。(3月16日現在)
今の海外渡航者の措置
今、台湾の状況は3段階に分かれていて、レベル3というのが、今現在流行地域である場所です。発生当時だと、香港、マカオ、中国この3つでした。
ダイヤモンドプリンセス号の件があってから、日本はレベル2になり、今ではヨーロッパの流行からヨーロッパのほとんどがレベル3です。そして、今日のニュースで、日本がレベル3になりました。
このレベル3になると、2週間の自宅検疫が必要になります。
感染がなかったとしても2週間自宅隔離です。2週間の間、体温や症状はないか、自宅にいるかどうかの確認をされます。
もし、これが守れてなかった場合、罰則がかせられます。政府に協力しなかったとして、場合によっては懲役、罰金も最高200万元がかせられます。
都市閉鎖が世界中で始まる
世界のなかで感染拡大を防ぐために自宅隔離が始まりました。
台北はまだありませんが、ニュースで報じられたことにより、台湾でも不安が広がり、第二のティッシュ、トイレットペーパー買い占め、ラーメン、缶詰類の買い占めが続いています。
台湾はまだ、食物の不足などは目立ってありません。
台湾も鎖国へ
台湾籍とその他特別な理由、ビザがない人は限り出入りができなくなりました。
私自身は妻帯者ビザで台湾にいます。日本で家族に何かがあれば今すぐにでも帰りたい。ビザがあるので、また戻れるか。なんて思っていたらどうやら違うようでした。
台湾の領事義務をしている経済文化代表処というところの発表では、ただビザがあるだけでは出入りできるわけではないようです。
在外公館で「その他特別な許可」を取得しておくことが望ましいということです。
今、台湾にいて帰れなくなっている外国人に対して1ヶ月自動でビザが延長になります。(手続き不要)
マスク不足に関して
台湾ではマスク不足に関しては、今でも大人は1週間に3枚、子どもは5枚を購入しています。進歩したのは、ネットでも7日に1回購入できるようになり、送料をたして、コンビニで受け取りができるようになりました。
中には台湾でマスクを購入できるようになった人、今までのものをかめていた家族が、日本に送ろうという方も出てきています。
ただ、台湾政府は今マスクを個人的に送ることを禁止しています。
送っていいのは布製、不織布である材料は送っても良いそうです。
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